浮島公園は、江戸時代から明治時代にかけて、蛇行して流れる荒川の整備により、浮間ヶ池を川の名残りとして作られました。

昭和後期に、東京都が浮間ヶ池を含む周期（約4万平方メートル）の都立公園を設営。

以降、多くの方が訪れる憩いの場となっています。

浮島舟渡駅前にある浮間ヶ池の周辺に整備された公園。

かつて荒川の本流だった浮間ヶ池には、ヘラブナやコイなど多くの川魚が生息し、釣りスポットとして人気です。

また、アシやマコモといった水生植物の保護区やサクラソウ苗園など、荒川の名残を残す植物が植栽されているのが特徴です。


水辺の公園だけに鈴鳥の姿が目立ち、東京湾からはるばるとカモメが飛んできます。

11月中旬から下旬にかけては、400～500羽のカモが飛来し、バードサンクチュアリでは、カワセミやササゴイなどの野鳥の鳴き声が聞こえます。


園内には、180mにもなる桜並木が整えられており、春になると池に映る桜や、池畔に建つ風車と桜の牧歌的な風景が楽しめます。

その他、冒険広場やスポーツ施設など家族で楽しめる施設が充実しています。

■ユリカモメと風車

公園面積の約40％が浮間ヶ池ですが、池畔には公園のシンボルとして設置された風車があります。


■しゃぶしゃぶ池

梅雨明け後は、しゃぶしゃぶ池がちびっ子たちで大賑わいとなります。


■ソメイヨシノの桜並木

浮間ヶ池の土手に沿って植えられている約100本のソメイヨシノの桜並木は見応えがあります。

時期をずらして開花するサトザクラは北区側の池沿いに植栽しています。


■浮間ヶ池で釣り

浮間ヶ池の面積は、約4ha、推進2.5m、昭和52年より釣り地として、全面無料で開放されています。

30cm程度のヘラブナを中心に、コイなど川魚が多く生息しており、釣りファンには格好のスポットです。


■サクラソウ

日当たりの良い河川敷には、昔はサクラソウが自生していました。

今では、河川の改修や護岸工事で野生のものは絶滅しましたが、公園の一角、約1,600平方メートルの苗園で栽培しています。

先述しましたが、この公園の一番の大きな特徴は、大きな池ですが、その他には、どのような特徴・ポイントがあるのでしょうか。


■広い道

都立公園の中では比較的小さい公園ですが、全体的に道は広いです。

公園自体は、確かに都立公園としてはそこまで広くないのですが、真っすぐに進むと荒川沿いに出られ、その周辺はキレイに遊歩道が整備されていて、こちらも併せて訪れると、体感的にはかなり広く感じます。

なかなかこのような広い所で、子どもを遊ばせるということはなかなかないので、嬉しいですね。


■豊富な遊具

子供向けの遊具エリアは2か所あります。

もちろん、しゃぶしゃぶ池も完備、ベンチ等も管理もしっかりされ広いです。

また、冒険広場とちびっこ広場もあります。

冒険広場にはアクロバティックな遊具も揃っています。

どちらもすべり台やブランコ、砂場といった遊具は揃っているので、年齢に応じて、遊べます。

浮島公園内、公園管轄の施設ではさまざまなレジャーを楽しむことができます。

有名なのはテニスコートです。

駅を挟んで反対側に位置しますが、平日、休日問わず多くのテニスプレイヤーが訪れています。

その他には、公園内に軟式野球場、子どもたちが楽しめる水遊び場、バーベキュー、野鳥を見るバードウオッチングなどが楽しめます。

住所　　：東京都板橋区舟渡2－15－1
TEL　 　：03－3969－9168（浮島公園サービスセンター）
営業時間：終日解放
料金　　：入場無料、有料施設あり
アクセス：電車・JR埼京線「浮間舟渡駅」下車　徒歩1分
　　　　　車・首都高速道路中台出入り口から約10分
駐車場　：35台
普通車1時間まで200円
その他　：野球場1面、テニスコート4面

近隣のお店は、目の前が駅なので、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、モスバーガー、マクドナルド、マツや、バーミヤン、餃子の王将、一本堂など、食事処やコンビニ、ドラッグストアなどが一通り、そろっています。

いかがでしたか。

今回は、浮島公園について、ご紹介させていただきました。

都内でも、数少ない釣りも楽しめる公園です。

さまざまなアウトドアが楽しめ、夏にはしゃぶしゃぶ池も解放され、休日に、お子様を連れて、思いっきり遊ぶのにも丁度いい公園です。

春には桜のお花見、夏には花火も見れる浮間公園に、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。